夢をかなえるゾウ3~ブラックガネーシャの教え~(水野敬也)の感想
夢をかなえるゾウ3~ブラックガネーシャの教え~(水野敬也)の感想
ガネーシャの教え
・自分の持ち物で本当に大切なものだけ残し、必要のない物は捨てる
・苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
・目標を誰かに宣言する
・物事をマスターする
・上手くいっている人のやり方を調べる
・一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的にまねる
・空いた時間をすべて使う
・合わない人を褒める
・気まずいお願い事を口に出す
・今までずっと避けてきたことをやってみる
・自分の仕事でお客さんとして感動できるところを見つける
・一度もうけを忘れえてお客さんが喜ぶことだけを考える
・自分の考えを疑ってみる
・自分にとって勇気が必要なことを1つやってみる
・優れた人から直接教えてもらう
・一緒に働いている人に感謝の言葉を伝える
・自分で自由にできる仕事を作る
・余裕のない時に、ユーモアを言う
・目の前の苦しみを乗り越えたら手に入れられるものを、できるだけ多く書き出す
・欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考え、空想を膨らませていく
・手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置いておく
・自分流にアレンジする
感想
この本はざっくりいうと「努力をする意味」と「努力の仕方」が書かれています。
前者で私が感動したのは、「努力は世界を知るためのもの」というところです。ガネーシャが言うには、この世には2つの人生があり、1つは努力する人生、もう1つは努力しない人生です。このどちらがいいという訳ではないですが、1度努力したうえでどちらの人生を選ぶか決めてほしい、とありました。私自身、どんな努力も決して無駄にはならないと考えてはいましたが、それによって世界を知る事ができるという考え方は思いつきませんでした。確かに私も、勉強を通して世界がいかに発展してきたのかという事を知ることが出来ましたし、就職活動を通して、親が仕事をしながら育ててくれたありがたみを知ることが出来ました。
また、私は現在、就職活動中でですがGWに突入する前あたりからお祈りメールの連続によって、就活に対するやる気が失せていました。私の場合は、お祈りメールをもらった事に対してやる気をなくしたわけではなく、自分の努力が水の泡になってしまったという事に対してやる気をなくしていました。そして、次の努力も無駄になってしまうのが怖くて努力を諦めている状態でした。しかし、本書を読んで今までの企業研究や自己分析が無駄ではなかったことに気付かされました。これまでの失敗経験がなければ今後の面接にも、活かすことが出来ませんし、業界研究によって得た知識は社会人になっても役立つものなので決して無駄にはなりません。つまり、就活は、私の世界を広げてくれるものになりました。
後者は上に書いた通りで、すべて言われてみれば当たり前の事です。しかし、これらを実践するのは「痛み」を伴うため難しい、と本書にはありました。なぜなら、ほとんどの教えは、苦手なものや人に対する挑戦といった勇気のいる事や、面倒事だからです。上で就活の苦悩の糸口を解決する糸口をつかんだと書きましたが、まだ行動には移せていません。実際にやることは今までと変わらないため、また苦しい思いをするでしょう。しかし、本書で、苦しみは夢を実現させる段階にあることの証拠だとありました。確かに戦意喪失中の私には、焦ってはいたものの苦しみはありませんでした。
私が今、就活で実践すべきものは今まで面倒に思い避けていた、自分の考えを疑ってみる事と、自己流ではなくうまくやり方でやってみるという事です。あと、これまでの面接の振り返りです。
まとめ
久しぶりに感動する本を読んだような気がします。この本のすごいところは、巻末に記載してある参考文献の量です。40冊以上にも及ぶ過去の偉人たちの自伝や、自己啓発本が記載されていました。なので、この本1冊で相当な知識や知恵が身につくと思われます。
努力はとても苦しく、逃げてしまいたくなるけれど、努力を積み重ねる事によって世界を知ることが出来る。
あと、今知ってびっくりしましたが、
7/9に 夢をかなえるゾウ~ガネーシャと死神~が発売されるそうです。