世界の仕組みを物理学で知る(松原隆彦)の感想
世界の仕組みを物理学で知る(松原隆彦)の感想
お久ぶりです、21歳です。
最近、映画が見たくてアマゾンプライムの30日間無料体験に登録したところ、kindleでもいくつか無料で本が読めるようになりました。
そこで、見つけたのが本書です。
文系でもわかる、というように数式は1文字も出てきません。
しかし、物理学は「自然界のなぜ?」を追求する学問であるという事がよくわかる構成になっています。
例えば、空はなぜ青いのか?雲はなぜ浮いているのか?といった自然現象に関する話から、携帯のメールはなぜ届くのか?といった近代の技術的な話まで書かれています。
そして、後半以降は量子力学と相対性理論の話になっていますが、私自身、この2分野についてはざっくり知っていたものだと思っていましたが、「相対性理論がマクロな世界の法則であるのに対して、量子力学がミクロな世界の法則である。」という対応関係があった事には驚きました。
そして、物理学の最終目標である法則の大統一にはとてもわくわくするものを感じました。
本書を読む前は、物理学は普遍の心理のような絶対的な存在であると思っていたので、「人類が誕生するために、この世は生まれてきたのではないか?」という一見物理学とは真逆の哲学的な思想をもっている物理学者も存在するというのは驚きでした。
世界の見方がほんの少し変わる本だと思うので、よかったら読んでみてください!