拳で抵抗する21歳

世間に、拳で抵抗したい。そんな21歳の夏。書評や投資、思いついた事を綴ります。

MENU

世界の仕組みを物理学で知る(松原隆彦)の感想

 世界の仕組みを物理学で知る(松原隆彦)の感想

 

f:id:harald1030:20200705000303j:plain

 

お久ぶりです、21歳です。

最近、映画が見たくてアマゾンプライムの30日間無料体験に登録したところ、kindleでもいくつか無料で本が読めるようになりました。

 

 

そこで、見つけたのが本書です。

 

文系でもわかる、というように数式は1文字も出てきません。

 

しかし、物理学は「自然界のなぜ?」を追求する学問であるという事がよくわかる構成になっています。

 

例えば、空はなぜ青いのか?雲はなぜ浮いているのか?といった自然現象に関する話から、携帯のメールはなぜ届くのか?といった近代の技術的な話まで書かれています。

 

そして、後半以降は量子力学相対性理論の話になっていますが、私自身、この2分野についてはざっくり知っていたものだと思っていましたが、「相対性理論がマクロな世界の法則であるのに対して、量子力学がミクロな世界の法則である。」という対応関係があった事には驚きました。

 

そして、物理学の最終目標である法則の大統一にはとてもわくわくするものを感じました。

 

本書を読む前は、物理学は普遍の心理のような絶対的な存在であると思っていたので、「人類が誕生するために、この世は生まれてきたのではないか?」という一見物理学とは真逆の哲学的な思想をもっている物理学者も存在するというのは驚きでした。

 

世界の見方がほんの少し変わる本だと思うので、よかったら読んでみてください!

メンヘラモード(21歳男)

こんにちは!

21歳です。

このところ、内定ブルーで落ち込んでいて何もしない時間が多かったので、今日から自己実現にむけて頑張りたいと思います。

 

・・・てか、まだ自分が人生で何をしたいのか分かりません。

生きるために、生きているような状況です。

というのも、最近まったく人に会っていません。

自分から連絡するのが億劫な性格のため、ひたすら人から連絡がくるのを待っています。

人生を変えたければ、まず人にたくさん会う事が大切なのはうすうすわかっています。

でも、自分の殻に閉じこもってしまします。

 

あと最近、自分と向き合ううちに自分の人間性が分かってきました。

1.自分に余裕がない時は、人との関係を断ってしまう。

2.人の顔いろを常に伺い、気に入られたいと思ってしまう。

3.自分の意見がなく、最もらしい意見を探してしまう。

などです。

 

人は、年を取ると次第に頑固になると言いますが、私はそれが悪い事だと思っていました。なぜなら、自分の意見を押し通して、周囲の意見を妨害しているように思っていたからです。

でも、自分らしい意見が出せないことの方が、よっぽど生産性のない事に気が付きました。

間違っている可能性があっても、自分の信じるものを信じられる人がうらやましいです。

なので、私もそうすることにしたいと思います。

人生は行き当たりばったり。

その精神でくよくよ悩まないようにしたいと思います。

 

今やらなければ、いけないこと

1.人に会う。

2.避けていた作業をこなす。

3.本気で決めたことに取り組んでみる。

4.アウトプットする

 

今日から取り組みたいと思います。頑張ります。

手かざし

f:id:harald1030:20200611171657j:plain

どうも、こんにちは!

 

最近、路頭に迷っている21歳です!

 

最近、家のポストを見ると宗勧誘のチラシが入っていて、いつもなら捨てているところですが、なんなく好奇心で記載してある番号にかけてみました。

 

電話に出たのは、40歳くらいの女性の声でした。

 

ネットに書いてあった宗教ではありがちな「手かざし」なるものを体験してみたいというと快く承諾して頂き、その宗教の会館のような場所に行ってみることにしました。

 

 

入館後の流れ

→まず手を洗う。

→巨大な仏壇のような掛け軸の置いてある部屋に通され、掛け軸に向かって土下座するおばあさんを目撃。

→少し焦る。

→館長のような女性の真似をするよう言われ、礼や拍手をする。

→「手かざし」を体験

→最初はお経みたいなものを唱えられ、その後、無音になったので不安になり恐る恐る目を少し開けると、目の前に手のひらが。

→なぜか少し笑いそうになるが、耐える。

→うつ伏せでマッサージを受け終了。

 

その宗教の教え

今回、私が体験した宗教は新興宗教の中では歴史が長く、あくまで自助努力を推奨している真面目な宗教でした。

 

私の宗教に対するイメージは縛りプレイだったので、「何かしてはいけないことはありますか?」きいたところ、生活をするうえでの禁止事項は特別ないとも言っていました。

 

手かざしをして先祖を憎む霊を追い出すというのが、この宗教の特徴でした。因みに、修行をすれば、誰でもできるようになるみたいです。

 

感想

実際に、信仰宗教を信じる人の話を聞いて、いろいろと考えさせられました。

宗教を一概に胡散臭くて、悪いものだと思っている人がいると思いますが、誰にとっても胡散臭くない宗教は存在するのでしょうか?

仏教やキリスト教でさえ、別の宗教を信じている人にとってはこっけいに感じますし、どの教えが正しいといったような格付けにも価値はないと思います。

 

もし宗教の本質的な価値があるとしたら、それは信じる人達同士の繋がりだと思います。私以外にもおじさんやおばあさんが来ていましたが、その人たちの大切なコミュニティになのかなという印象でした。

 

私自身、今後特定の宗教に加入するような事はないとは思いますが、もしこれかれ出会う人たちが何かの信者だった時に、理解を示せるような人間になりたいと思える1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

歯医者にて

f:id:harald1030:20200604220216j:plain

 

今日やった事 ↓

 

 

 

就活を続けるかの検討

前回、就活を終えるかどうか悩んでいて、エントリー企業をやりきってから考えると言っていましたがその企業、落ちました。その企業にまあまあ行きたかった事もあり頭が真っ白になりました。そして現在、内定をいただいている2社のうち1社に決めなければいけない?状況になりましたが、その決心がつかず悶々とした毎日を過ごしています。どちらの企業も、これまで受けていた企業の中では志望度が高かったのにも関わらずです、、

その理由として、私の優柔不断さがあると思います。私には昔から、可能性を可能性のままにしておきたいという思いが深層心理にありました。このことに気が付いたのは最近の事です。企業選びの時も、内定をもらえてもただの可能性に過ぎないと考えていたため最終判断をするのが、今になって怖くなってきました。(内定ブルー?)そもそも、就職というのは、しばらくの方向性を1つに絞る事なので、私がこれまでやってきたことと真逆で、辛いのは当然だと思います。

 

あと、最近はニュースに目を通すようにしています。自分がやりたい仕事を知るためには、まず世の中を知る必要がある、と某有名な就活支援youtuberが言っていたので、日経新聞を読み始めました。ただ、これがまた「可能性保存」に繋がっている気がしましたが、1つ1つの記事に対して、私なりの解釈や考察を持てるようになればそうならないのかもしれないと思います。ある面接で、社長が社会人と学生の違いについて語ってくれました。社会人は自分の意見を持ち、正解のない問題に折り合いをつける力が必要だと教えてくれました。

 

長々と書きましたが、今後も就活は続けたいと思います。

 

世の中について勉強しながら、私なりの折り合いをつける事にしたいと思います。

 

歯医者で検診

半年?1年?ぶりに歯医者に行きました。特段、歯が痛かったわけではありませんが、そろそろ行くべきかなと思い検診に行きました。

 

久々の歯医者でしたが、結構、私の中で驚きがありました。これまで私が受けた検診は、歯を見て虫歯があれば直すという単純なものでした。しかし、今回は予約時に歯ブラシ一式を持ってくるよう言われ、検診ではレントゲンを取られました。(ないものと思っていた親知らずが移っていてゾっとしました。)また、歯周病に関する検査もしてもらい、歯周病が自分もなる可能性が十分ある身近な病気である事を知りました。歯の磨き方も一から教えていただき、私の歯磨きに対する価値観が180度ひっくりかえったといっても過言ではない経験となりました。

 

あと、虫歯がありました。普段かなり歯磨きをしていただけにショックでしたが、早期発見できてよかったと思いました。

 

リサイクルショップでコートの買取

元バイト先の店長からいただいたコートを売りました。せっかくの貰い物だし着てみようかなと思い、袖を通したところなぜかサイズはあっているもののピチピチだったので、売ることにしました。

 

結果はなんと、300でした。新品タグ付き、多分ブランドものでしたが、300円って、、衝撃でした。 

 

バイト先に制服を返しに行った

2年半続けたたバイト先に制服を返しに行きました。従業員は私が入った時からいるベテランの方1人で、店長もいませんでした。なんの灌漑もありませんでしたし、お菓子折りとか持って行った方がいいかなとか考えましたが、めんどくさいので止めました。

 

まさか、就活でバイトがどうでもよくなりやめるなんて、半年前は思いもしませんでした。

 

いい機会なので、また新しいバイトに挑戦したいと思います。

では、また!

就活の現状報告5/30(土)

f:id:harald1030:20200531010741j:plain

 

こんにちは!

 

もうすぐ大学が始まりそうな大学生です。

 

就活の現状報告

もともと就活のためにブログを始めた私ですが、読書感想文のようなブログになってきていたので、久々に就活の話を書きたいと思います。

最近、私の就活が過渡期に入ってきました。

というのも、内定を2社からいただくことが出来ました。

しかし、あれほど欲しかった内定もとってしまうとありがたさよりも不安の方が大きくなってしまう事があるんですね。

 

私は大学入学時、アルバイトを単純に時給で選んだ結果失敗したので、仕事選びは給与よりも興味を持って働けるという意味で、楽しく働ける仕事に就きたいと思っていました。

でも、いざそのような会社から内定をもらう事が出来ても、待遇面に不満がでてきたり、今の安直な興味で、その後40年の方向性を決めていいのかという悩みにも苛まれてしまいました。

後者の悩みに関しては、どのみちを選んだとしてもぶち当たることなので、取り越し苦労だという事にきづきましたが、前者はバイトとは違い生活の柱なのであらためて検討する必要があることに気づきました。

あと2社結果待ちの状態で、それが決まってからまた変わってくる可能性が高いというのが、私の現状でした。

 

早く、就活から開放されたい!!

 

これまで読んだ本について

これまでに読んだ本

 

f:id:harald1030:20200519151046j:plain

 

 

どうも、21卒の就活生です。

今回は、私がこれまでに読んできた本を紹介したいと思います。

私が読書を始めたのは3年半くらい前、大学受験が終わった頃だった気がします。

当時は、本を読んだら頭が良くなるのではないかという短絡的な考えで読み始めました。

前段はこれくらいにして、読んできた本の紹介と感想を書きます。(実際、内容はほとんど覚えていません、、)

 

小説

告白(湊かなえ

第6回本屋大賞受賞作品で、映画化もされた有名な小説。普通、映画化すると尺の兼ね合いで原作よりも劣化するらしいですが、この映画は原作超えをしたという評価をされるほど好評だったそうです。内容は、母親に愛されずに育った少年が教師の娘を殺してしまい、復讐されるという話だった気がします。最後の数行を読むために読むタイプの小説で、とてもゾクゾクした覚えがあります。

 

果てしなき渇き深町秋生

第3回このミス大賞受賞作、映画化もされました。この本は、私が読書を始めて序盤に読んだ本で、初めて本がトラウマになるという感覚を覚えました。暴力の描写がとてもリアルだったので読んでいて、そのままの意味で痛かったです。小説はただの字の羅列ですが映像と違い、否が応でも描写をイメージしてしまうため最悪な気分になりました。そして、最後の結末は想像以上に絶望的で、面白くはありましたが読まなきゃよかったとも思いました。

 

サラバ(西加奈子

第152回直木賞受賞作。ちなみに、直木賞芥川賞の違いについて調べましたが、前者は大衆向けの娯楽として読むものを対象にしていて、後者は純文学の芸術性を評価するものらしいです。文庫本は上、中、下からなっているためかなり文量は多いですが、すごく面白いのでお勧めです。内容は、主人公がこの世に生を受けてから30歳くらいになるまでの人生を綴った物語です。終盤で、昔一方的に関係を切ってしまった親友から子供の名前に主人公の名前を付けた、という手紙を受け取る場面があるのですが、私はこのシーンで号泣しました。

 

脳男(首藤瓜於)

第46回江戸川乱歩賞受賞作。内容は、悪人を殺すように教育を受けた青年の物語です。この青年は感情と痛覚を失っており、その天才的な知能から「脳男」と呼ばれていました。私の主観ですが、読みづらかった気がします。犯罪者を殺す事は、正義なのか?という事を考えさせられる作品でした。

 

コンビニ人間(村田紗耶香)

第155回芥川賞受賞作。内容は、18年間コンビニで働く36歳の女性の話。細かい内容はほとんど覚えていませんが、ところどころが面白かったです。初めて芥川賞受賞作を読みましたが、これがそれか!と思った記憶があります。物語の明確な落ちはなく、読む人にとって感じるところはそれぞれだと思います。文学ビギナーな私にとっては、中村文則さんの解説でやっとこの本のすごさが分かりました。彼曰く、無機質な主人公の性格と、コンビニのパッケージ化された無機質なところに一貫性があるところが素晴らしいらしいです。こういった隠された仕組みを読み解くのは国語の授業のようにも思えて、懐かしく感じました。

 

カエルの楽園(百田尚樹

日本の安保法制の危険性を彷彿とさせる本。内容は、ほかのカエルと争うことは悪だというカエルたちが戦力を放棄した結果、凶暴なカエルの餌食になってしまうという話。登場する生物の名前は、某国や、某人物、機関をもじったものとなっている。私は、あまり政治に対して関心はありませんでしたが、日本がこの本と同じような現状に置かれていると思うと気持ちが悪くなりました。物語としても面白いですし、とても勉強になる1冊でした。

 

殺戮にいたる病(我孫子武丸

最後にどんでん返し系の小説。かなりグロ要素多めと知っていたので、覚悟していましたが、「果てしなき渇き」に比べれば大丈夫でした。内容は、殺戮と凌辱の限りを尽くす主人公の話です。最後の1ページを読むために読む本です。結末の衝撃はすさまじかったので、読んでよかった小説です。

 

ラプラスの魔女東野圭吾

東野圭吾はこの作品で初めて読みました。内容は、硫化水素による実証不可能な殺人を巡る捜査の中で、様々な真実が浮き彫りになるという話です。犯人の正体や、動機が分かっていく過程が面白かったです。単行本で450ページあり結構な文量でしたが、面白かったので1日で読んだ記憶があります。

 

SOSの猿(伊坂幸太郎

 

変身
悪意
何者
何様
恍惚の人
太陽の塔
残像に口紅を
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
プラナリア
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
教団X
スクラップアンドビルド
ふくわらい
死神の精度
闇に香る嘘
ぼぎわんが、来る
かがみの孤城
夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ2
夢をかなえるゾウ3

 

ノンフィクション

フェルマーの最終定理
11さんの僕に母は投資を教えてくれた
社会人大学人見知り学部卒業見込

 

自己啓発

嫌われえる勇気
しない生活
先生は教えてくれない就活のトリセツ
敬語ノート

 

学問系

幸福論
確率論入門
入門線形代数
微分積分
統計学入門
位相入門
統計学が最強の学問である
単位が取れる量子力学
苦しんで覚えるC言語
HTML&CSSの基礎知識

 

 

 

 

 

かがみの孤城(辻村深月)の感想

かがみの孤城辻村深月)の感想

 

f:id:harald1030:20200516153002j:plain

 

 

 

どうも大学に行っていない大学生兼就活生です。

本書は、2018年の本屋大賞に選出された作品で、私はこの本をずっと読んでみたいと思っていましたが、単行本の554ページという分厚さと値段の高さから避けていました。しかし、最近kindleを買ったおかげでこのハードルを突破することが出来ました。

 

 

 

あらすじ

7人の心に傷を抱えた中学生たちが、ある日「城」に集められ、狼面をかぶった少女に願を叶えるための部屋の鍵がこの「城」に隠されていると言われます。また、この「城」は一定時間開放されており、この「城」で登場人物たちが絆を深め合い、大人になっていくというストーリーです。

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 

 

感想

読み始めの印象は、SF色の強い作品で自分とは相性が悪そうだなと思いましたが、登場人物たちの抱える問題はノンフィクションに思えるほどにリアルな悩みだったのでかなり感情移入しやすく、読みやすいストーリーでした。

 

特に印象的だったのは、主人公のこころの問題についてです。こころの悩みは単純ないじめや喧嘩で片づけられない問題でした。厄介なのは、問題を起こしている本人や周囲の大人の問題意識とこころの問題意識にズレが生じているという事です。この壁に気づいたこころは、世の中には全く違った価値観を持った人間が存在するという事に気が付きます。私も過去に、いじめられた経験があり、当時はなぜ自分が攻撃されなければいけないのかわかりませんでした。しかし、加害者にはこの本で出てくるいじめっ子のような彼らなりの「正論」があったのかもしれません。

 

しかし、同じような価値観を持ち自分を助けてくれるような他人もいるというのが、この本の大切な考え方だと思います。私はkindle版だったので帯はありませんでしたが、ネットで帯を見ると「あなたを、助けたい。」とありました。私にはいじめから救ってくれた人がいて、その時に自分から「助けて」と言う事ができて本当によかったと思っています。この本では、登場人物たちが涙ぐむ場面が多く出てきますが、そのたびに弱い自分をさらけ出すことで辛さを克服して強くなっていきます。

若いうちに挫折したほうがいいという人が多くいますが、実際にその意味が少しわかったような気がしました。赤ちゃんはケガをしていきながらやっちゃいけない事を学びますが、大きくなってもそうだと思います。辛いを思いをして初めて精神的に強くなれますし、他人の痛みが分かるようになるのだと思います。

 

今回は我ながら少し恥ずかしい文章を書いてしまったような気がしますが、私もこの本に出てくる喜多島先生のような、他人の痛みを理解してあげられる人間になりたいと思いました。